共産党都議団 東京都・組織委に公開質問状/緊急事態宣言下で五輪開催「自粛要請と矛盾」

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東京都の多羅尾副知事(右から2人目)に公開質問状を手渡す日本共産党都議団=14日、都庁(写真提供:しんぶん赤旗)

日本共産党東京都議団(大山とも子団長)は14日、小池百合子都知事と、東京五輪組織委員会の橋本聖子会長に対して、五輪を中止し新型コロナウイルス対策に集中することを求める15項目の公開質問状を提出し、記者会見しました。20日までに回答するよう求めています。

質問状は、1日当たりの新規陽性者数が24日間連続で前週の同曜日を上回り、世論調査で都民の5割が五輪中止を求めていることを紹介。「安全・安心の大会」と言う以上、その根拠について説明責任を果たすよう求めています。

質問項目は、▽緊急事態宣言下での開催が事業者・都民への自粛要請と矛盾し、人流が増えることへの認識▽どんなに感染が拡大し医療が逼迫(ひっぱく)しても中止を検討しないのか▽選手・大会関係者・スタッフで陽性者が出た場合の対策の公開▽選手らを受け入れる五輪指定病院との協定の公開▽大会スタッフ、大会に派遣する自治体職員のワクチン接種・PCR検査実施計画▽選手村内での酒類の取り扱い▽無観客開催によるチケット減収分の補填(ほてん)と経費負担―などです。

党都議団は多羅尾光睦副知事(組織委副会長)に質問状を手渡しました。多羅尾副知事は「お預かりする」と答えました。

(「しんぶん赤旗」2021年7月15日付より)


⇒公開質問状の詳細はこちら(「東京五輪開催に関する東京都並びに組織委員会に対する公開質問状」共産党都議団ホームページ)

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