4年で大型輸送機9機分
在日米軍横田基地(東京都多摩地域5市1町)に米軍が大型輸送機9機分の新たな駐機場の建設を開始していたことが、18日までにわかりました。空軍特殊作戦機CV22オスプレイ配備や特殊作戦部隊のパラシュート降下訓練などが激化するなか、横田基地の能力強化が狙われています。
同基地の米空軍第374空輸航空団広報部が6日付でホームページに掲載したニュースによると、建設事業は約4年計画で、同航空団の収容カ・能力強化を目的としています。駐機スペースを現在より33%、約2万3500平方メートル増やし、C130J輸送機5機とC17輸送機4機の追加区域を提供するとしています。
工事には横田基地の第374建設中隊とともに、昨年6月に発足した海外に緊急展開し飛行場施設の建設を行う第800レッド・ホース群(ネバダ州)の兵士が参加。同群の兵員の総合能力の強化のために、横田基地での初の部隊訓練の機会を提供するとしています。
横田基地では、オスプレイの5機から10機への増強にむけた駐機場などの建設が行われ、夏季にグアムから展開する無人偵察機RQ4グローバル・ホークの駐機施設も設置されるなど、機能強化に合わせた施設増設が相次いでいます。
(「しんぶん赤旗」2021年7月19日付より)