東京五輪・パラリンピックの選手などを輸送するバス乗務員の宿舎の新型コロナウイルスの感染対策が不十分な問題で、東京都委員会コロナ対策本部(谷川智行本部長・衆院候補)と山添拓参議院議員は16日、内閣官房のオリンピック・パラリンピック事務局の担当者に改善を求めました。
担当者は「(「しんぶん赤旗」掲載の)記事は読んでいる。組織委員会に聞いているが事実すべてをまだ確認できていない」としつつ、当該の宿泊施設については「(宿泊上限を)定員の五割にとどめており、基本的な感染対策は講じている」との認識を示しました。
運転手から直接要望を受けた秋間洋台東区議は「安全な輸送を担う乗務員が、トイレも風呂も共有で、十分に休息をとれる環境とはいえない」、谷川氏は「相部屋も可というのは感染対策としてあり得ない。すぐに改善を」と処遇改善を強く求めました。山添議員は「なぜこのような状況で安心安全が担保できたと言えるのか」と国の姿勢をただしました。
担当者は「組織委員会に確認し、できることは検討する」と応じました。
坂井和歌子、ほその真理両衆院東京比例候補も参加しました。
(「しんぶん赤旗」2021年7月24日付より)