総選挙躍進の先頭に
都議選では、3回連続で日本共産党の議席を前進させる歴史的な勝利となりました。自らの選挙として支援をしてくださった全国の皆さんや、コロナ禍の中で一緒にたたかってくれた皆さんとともに勝ち取った結果です。
菅首相や小池都知事は、感染拡大が最悪の状況に直面しても、徹底した補償も大規模検査や医療危機を防ぐ具体策もありません。そればかりか「人流は減っている」「ワクチンにより今は紀元前と紀元後だ」と意味不明な楽観論を振りまき、五輪に執着しています。
その下で国民の命、くらし、医療は瀬戸際に立たされています。
都議選では、自民党政治への深い怒りが、自民党、公明党に都議会の過半数を許さず、都民ファーストにも厳しい審判を下しました。
一方で共産党は議席を伸ばし、市民と野党の共闘を前進させたことにより、野党が共闘すれば都議会を招集する権利を得たのです。
この権利で、都民不在の勝手な小池知事の都政運営や自民・公明の乱暴な議会運営を許さない大きな力を発揮できます。これは政党間の力関係も一変させる画期的な成果です。
都議選で私たちに託されたのは、「命・くらし最優先の政治に変えてほしい」という切実な願いです。
だからこそ間近に迫った総選挙で共産党の躍進を勝ち取り、政権交代を実現しようではありませんか。その先頭に新しい19人の都議団が立つ決意を表明し、あいさつとします。
(「しんぶん赤旗」2021年8月5日付より)