私と日本共産党 衆院比例予定候補は語る/坂井和歌子(43)

党東京都常任委員、吉良よし子・山添拓事務所事務局長

生活者の視点 政権交代で

社会の理不尽に対して「自分も行動したい」と入党して25年。自分がおかしいと思うことについて声を上げる勇気が出ない、なかなか外の世界に飛び出していけなかった私にその力と仲間を与えてくれたのが、日本共産党でした。人生の節目ごとに、改めて党と出合い直してきたように思います。

特に、2011年の原発事故と、同じころ、保育運動を通して保育事故のご遺族と出会ったことは、大きな契機になりました。

初めての出産後すぐの原発事故による放射能汚染という不安に、一緒に向き合い声を上げられる仲間がいたことが、どれだけ支えになったでしょう。

「安心して預けられる保育園を増やしたい」という活動の中で、自分と異なる考えにも触れて、党員として何ができるのかを真剣に考え行動してきたことは、私の原点となっています。自分が生きていく中で感じたことを大切にし、手をつなぐことのできる多くの人と声を上げて社会を変えていく。そのことを改めて決意しました。

「子どもの声に耳を傾ける社会をつくりたい」というテーマをもって候補者活動にとりくみ、さまざまな声を聞いてきました。無料塾や遊びの場など、コロナ禍でも「子どもによりよい環境を」と努力する人々の声に触れ、今の政治はやはり生活者の視点が圧倒的に不足していることを実感しています。この社会で生きている人たちが、自分が大切にされていると日々の中で感じられる社会に転換したい。政権交代を実現するため全力でがんばります。

(「しんぶん赤旗」2021年8月17日付より)

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