あす22日投票の、大激戦となっている横浜市長選で、日本共産党と社民党が支援する山中竹春候補=無所属新、立憲民主党推薦=の勝利を目指す「市民と野党の共同メッセージ」動画が20日、YouTubeで公開されました。
山中候補の訴えと、日本共産党の田村智子副委員長、立憲民主党の江田憲司代表代行、社民党の福島みずほ党首、「カジノ反対の市長を誕生させる横浜市民の会」代表世話人の岡田尚弁護士のメッセージです。
市民に誠実な市政へ
山中氏勝利へ市民と野党訴え
山中候補は横浜カジノ誘致は「断固反対、即時撤回」と断言し、コロナ対策ではワクチン推進、検査拡大、医療体制確保を速やかに行うと表明。「市民の声を聞きながら、誠実な市政をすすめます」と訴えました。
岡田氏は、カジノ反対運動、港湾関係者、野党という「基盤」がある山中候補こそ真のカジノ反対候補だと紹介。「8月22日を新しい横浜の出発点にしよう」と語りました。
田村氏は「コロナについて、市政でも国政でも科学的立場で国民の疑問に答える政治が必要。菅政権に怒りを突き付け、まともなコロナ対策を行う政治を実現しよう」と訴え。
江田氏は、小此木八郎氏もカジノ反対と言っているが、国会でカジノを進めた張本人で横浜へのカジノ誘致推進の菅義偉首相の応援を受けていると批判。「山中市長誕生まで一致結束してたたかう」と強調しました。
福島氏は「山中氏は公衆衛生学が専門の元市大医学部教授。山中市長でコロナ禍を一緒に乗り越えよう」と呼びかけました。
政府「宣言」基準の見直し検討
医療ひっ迫下 あり得ない
日本共産党の田村智子政策委員長は20日、国会内で記者会見し、政府が緊急事態宣言の基準見直しを検討していると報じられていることについて、「医療ひっ迫が深刻化している中で、なぜ政府からこのような議論がでてくるのか」と述べ、「あり得ない問題を議論していると指摘したい」と批判しました。
田村氏は「ワクチン接種が相当に広がっている、あるいは医療ひっ迫がなくなっているなどの状況であれば、今後、さまざまな基準をどう考えるかについて議論するという提起が出てくるのならわかるが、違う」と指摘。医療ひっ迫により「救える命が救えない」という事態が深刻になっているとして、「このもとで緊急事態宣言解除の展望がなくなっているから、新規感染者数を軽視し、数字のマジックで無理やり“緊急事態宣言を解除していいんだ”と言わんばかりの検討だ。あり得ない問題を議論している」と強調しました。
田村智子副委員の訴えはこちらから視聴できます(YouTube)
(「しんぶん赤旗」2021年8月21日付より)