訴える小池晃書記局長（左）。（右へ）大山とも子都議、谷川智行衆院比例東京ブロック予定候補＝27日、東京都中野区（写真提供：しんぶん赤旗）
共産党伸ばし命守る政治
秋の総選挙が目前に迫る中、日本共産党の小池晃書記局長は２７日、東京都の中野駅北口の街頭で演説し、谷川智行衆院東京比例予定候補とともにコロナ禍のなかで国民の命を守る日本共産党の躍進を訴えました。距離を取りながら耳を傾けた人たちからは「自公政権のままでは本当に命が危ない」「共産党には頑張ってもらわないと」との切実な声が寄せられました。
小池氏は、「今度の選挙は何より命を守る選挙だ」と強調。菅政権がコロナ対策にまで自己責任を持ちこみ、中等症でも入院させずに「自宅で療養」との方針を示したのは、「自宅放置」であり、「究極の自助」の押し付けだと痛烈に批判し、入院制限方針の全面撤回を求めました。
コロナをどう抑え込むのか。小池氏は症状に応じた医療体制の構築や大規模検査を行い、パラリンピックを中止してコロナ対策に集中すべきだと強調。必要なのは、店をつぶさない補償、失業者をつくらない対策、暮らしを支える支援だと指摘し、「臨時国会を開いて、こうした政策を議論し実現することを迫っていきます。どうか力を貸してください」と訴えました。
小池氏は、コロナ禍を経験しても自己責任を押し付け、医療や介護を切り捨てる自公の政治が問われていると指摘。「今こそ野党が、何でも自己責任の新自由主義の暴走を止める政権の構想を示さなければならない」「そして、政権交代を実現するのが今回の選挙だ」と強調しました。前回総選挙後、市民と野党の共闘が大きく前進したことを示し、「どうすればこの共闘をさらに前に進めることができるのか。その成否は共産党が議席を伸ばせるかどうかにかかっている」と話し、東京比例４議席の絶対確保を訴えました。
医師としてコロナ診療に、生活相談会にと奔走している谷川氏が、「自民党政権では国民の命は守れない。国会で命最優先の仕事をやらせてください」と支援を訴えました。街頭では大山とも子党都議団長も訴えました。
訴えを聞いた女性（３２）は、「こんなコロナ禍で谷川さんが当選したら本当に頼りになる議員になると思う。コロナの中で鮮明になっている男女格差についても見直していってほしい」と話しました。
（「しんぶん赤旗」2021年8月28日付より）
