カジノを中核とする統合型リゾート(IR)事業をめぐり収賄罪等に問われた衆院議員、秋元司被告への懲役4年の実刑判決を受け、「市民と政治をつなぐ江東市民連合」は7日夜、秋元氏の地元江東区にある事務所前で議員辞職を求める緊急の宣伝を行いました。同会共同代表の宇都宮健児元日弁連会長も参加しました。
市民ら18人が参加し、「どこにもカジノいらない」などと書かれたポスターや横断幕を掲げてアピール。通りがかりの人々の注目を集め、ビラを取りに来る人の姿もありました。
岡田光司事務局長は、市民連合が一連の事件について説明を求めてきたにもかかわらず、秋元氏が無視し続けたことを批判。判決後も衆院選への立候補を表明しているとして、「公僕の資格がないと言わざるを得ない。立候補を断念し、有権者に説明責任を果たすよう求める」と述べました。秋元氏を要職に就け、事件での厳正な調査を放棄した自民党、菅内閣にも抗議しました。
共同代表で落語家の古今亭菊千代さんは、「江東区民として断固許せない。出馬なんてできるわけがない」とコメントを寄せました。
(「しんぶん赤旗」2021年9月8日付より)