党伸ばし政権交代の力に
衆院議員の任期満了(10月21日)が迫るなか、日本共産党の細野真理衆院東京比例予定候補と福手ゆう子都議や党員、後援会員ら計40人が19日、東京都台東区の谷中銀座商店街を練り歩き宣伝しました。台風一過の晴天でにぎわう商店街で、買い物客から「がんばって」など激励の声を受けました。(小林圭子)
宣伝ではプラスターやのぼりが目を引きました。「最低賃金時給1500円」のプラスターを見て、「1500円ぜひやって」と駆け寄ってきた男性はこれまで公明党を支持していたといいます。「(自公政権は)もうひどい。今度の選挙では寝返ろうと思う」と激励の声をかけました。
ビラを受け取った若い男女は、都議選で日本共産党が東京五輪・パラリンピック中止を訴えていたことで支持したといいます。女性(33)は「(五輪開催は)あの時点でありえない。それが原因で感染が広がった」と憤ります。男性(35)は野党と市民連合が共通政策を結んだことについて「いろんな政党が入れば多様性が増す」と語り、「もっと投票率をあげるように考えてやってほしい」と話しました。
買い物帰りの女性(78)は「共産党は庶民にやさしい」といいます。自民党の総裁選について「新型コロナウイルスの感染拡大で問題が多くあるのに、総裁選をしているのはおかしい。がんばってください」と声援を送りました。
宣伝には台東区、文京区、荒川区から総勢40人が参加。演説前には、今年入党したバイオリニスト(33)が応援のために演奏を披露。行き交う人の注自を集めました。
細野氏は安倍・菅政権のこれまでのコロナ政策を批判。日本共産党が今年で創立99周年を迎えたことを紹介し、「戦前から戦争反対、民主主義、男女平等などを訴え、ブレない政党です」とアピール。「日本共産党を伸ばすことが政権交代の力になります」と呼びかけました。
福手都議は、小池百合子都知事が都立・公社病院の独立行政法人化のための定款を28日開会する都議会に提出しようとしていることを述べ、「病院をもうけ優先に変えることは許されません。都民の願いをかなえるため、市民と野党が力を合わせていくことが重用」だと訴えました。
(「しんぶん赤旗」2021年9月20日付より)