小池晃書記局長は19日、東京・北区内で街頭演説し、東京比例ブロックでの躍進・4議席の獲得と東京12区での池内さおり予定候補の勝利を訴えました。冒頭、「6年前の今日、9月19日、真夜中に安保法制が強行され、日本共産党は市民と野党の共闘で政治を変えようと、国民連合政府の樹立を提案した」と切り出した小池氏。「あれから6年。市民と野党の共闘は大きな前進を遂げている。いよいよ総選挙だ。東京12区から政権交代を実現しようではありませんか」と力を込めました。
池内さおり前衆院議員・12区予定候補(比例重複)が決意表明。池内サポーターズ、無所属・市民派の土屋のりこ足立区議が熱く支援を訴えました。
池内氏は「市民と野党の共闘は、一人一人の声が生きるカラフルな政治への一歩一歩で、灰色から虹色の政治をつくる。いよいよ総選挙、ご一緒に勝ち上がっていこう」と力強く訴え、大きな歓声を受けました。
小池氏は、今なお続く国民の痛みをよそに権力闘争に明け暮れる自民党を厳しく批判。「総裁選で看板を替えても中身は変わらない。政権たらいまわしではなく政権交代を」と訴えました。
小池氏は、新しい日本をつくる四つのチェンジ(新自由主義を終わりにし命を大事にする、環境破壊から地球を守る、ジェンダー平等、9条に基づく平和外交)を訴え。ジェンダー平等をめぐって「池内さおりさんは、初めての国会質問で性的少数者(LGBTQ)の人権問題を取り上げ、性暴力の根絶も一貫して訴えている。この問題を語らせたら池内さんに匹敵する人はいないのでないか」とし、「多様な生き方を互いに認め合う今の時代に最もふさわしい候補者として、池内さんを必ず国会へ」と呼びかけると、大きな拍手が湧き起こりました。
また小池氏は平和をめぐり、「いま台湾海峡で米中の緊張が高まる中、日本政府は安保法制の発動もありうると言っている」と指摘。「そんなことをしたら沖縄だけでなく日本全土が戦争に巻き込まれる」と警告し、中国の軍事的強化にも、これに軍事で対抗することにも反対だとし「安保法制の廃止は日本の平和にきわめて重要になっている」と強調しました。そのうえで「いまこそ真の外交の出番だ」と述べ、9条に基づく平和外交こそ日本の果たすべき役割だと述べました。
手を振り声援を送っていた女性(68)は「ジェンダー平等、LGBT問題を最初に訴えた池内さんに期待している。その姿勢を貫いて、ぜひまた国会議員になってほしい」と語りました。
(「しんぶん赤旗」2021年9月20日付より)