日本共産党東京都杉並区議団は21日に同区JR阿佐ヶ谷駅前で緊急宣伝し、都が緊急事態宣言下の7月14・15日に、田中良区長が区内経済団体主催の会合に参加するために公用車で群馬県のゴルフ場に行き、飲酒を伴う宿泊をしていた問題を追求しました。
この問題では、区内経済団体の幹部の多くが区の受注事業者で、いわゆる「利害関係者」であること、翌日には随行した区幹部が一緒にゴルフをしていたことも明らかになっています。
区議団は「緊急事態宣言下の他県への移動自粛要請は都が法的措置として発令されたもので、区長の行動はこれを踏みにじるもの。区民に範を示すべき区長として許されない」「国家公務員倫理規程では、利害関係者と一緒にゴルフをすることを禁止してる。明らかに抵触する行為であり、引き続き徹底追求します」と訴えました。
1時間弱で100枚近くのビラを配布。通りがかった区民から「田中区長はやめてほしい」など多くの声が寄せられました。
(「しんぶん赤旗」2021年9月24日付より)