子どもの声に耳傾ける
「この社会に暮らすみなさんの生活をしっかり支える政治を実現し、一人ひとりが希望をもって自分の足で歩いていける社会をつくりましょう」。政治に見放され苦しむ“現場の声”を胸に、各地で訴えます。
「コロナ陽性で40度の熱なのに、保健所からの連絡は発症から6日目だった」(自宅療養者)、「2日間で2時間しか寝ていない。過労死寸前」(保健所職員)―。現場の悲痛な声を告発すると、多くの人々が耳を傾けます。
中でも重視してきたのは、子どもの声です。昨年から、無料塾、子ども食堂、プレイパークなどのさまざまな子どもの現場を訪問。実態や要望を聞き、「声を聞くシリーズ」としてフェイスブックで発信しています。
自身も3人の子どもを育てる母親。保育事故で子どもを亡くした遺族との出会いと、幅広い人たちと共に認可保育園増設を求めて運動してきたことが原点となっています。
3歳の娘を抱きかかえ、演説を聞いていた女性(42)は「今の政治は困っている人を助けてくれない。経済に役立つ人ばかり育てるのでなく、どんな子でも学べる教育にしてほしい。唯一その希望を与えてくれるのが共産党です」と期待を寄せました。
坂井さんは「子どもたちの声にきちんと耳を傾け、その実態と声を政治の場でしっかり議論する。そんな政治にしていきたい」と決意し、最後まで走り抜きます。(石黒みずほ)
坂井和歌子
党東京都委員会常任委員、吉良よし子・山添拓事務所事務局長
(「しんぶん赤旗」2021年10月2日付より)