“現場命”今度は国会で
東京都中央区月島の「もんじゃストリート」。シールアンケートのパネルを持って若者と次々と対話します。
新潟から来た若者は「飲食、観光業がつぶれてる。何とかして」、千葉の若者は「外国みたいにもっと検査できないの」。近所の高齢者は「共産党が一番まともだが、名前がどうも」。
細野さんは党都委員会のリーフ「政治大転換のススメ」を手にちょっと説明。相手の意見を聞いてまた説明、この繰り返しです。
高校卒業後、いろいろな仕事を経験しました。年中無休の写真店、基本給を減らして能力給を増やす保険会社。「なんでもっと人間らしく働き生活できないのか」―。苦しみの原因が労働法制改悪と社会保障を切り捨てる政治にあることを知り、日本共産党に入党し、さらに専従職員の道を歩みます。現在、党中央地区委員会副委員長。
細野さんについて、活動仲間の男性(33)は「どこでも若者の声に耳を傾ける。“現場命”の人」、党中央地区の尾坪順委員長は「自分目線でなく、相手目線で話し、行動する」と評します。
コロナ禍、月1回の食料支援にも協力しました。失業者を非正規で雇用して正規を解雇する建設会社で、メンタル不調となり解雇された若者。必死で働いても月手取り十数万円、再婚しようとしても児童虐待のニュースもあり迷うシングルマザーとの出会い。
「生きづらい社会を変えたい。みんなが希望を持てる政治を」―。
苦しむ人の声を今度は国会に届ける。細野さんの決意です。
党准都委員、中央地区副委員長・青年学生部長
(「しんぶん赤旗」2021年10月3日付より)