希望ある社会に
自公政権を終わらせて、政権交代をしようー。総選挙での大躍進を目指そうと2日、東京・新宿駅前で行われた日本共産党の街頭演説では、ジェンダー平等の実現や雇用政策に共感が広がりました。
宣伝中の民青同盟員に自ら声をかけた女性(32)=東京都江戸川区=は、待ち合わせ中に演説を聞きました。「(聴衆)に若い人が多いですね」と驚いた様子。「共産党さんは歴史が古いから古風なのかと思っていましたが、現代や若者に沿った考えなんですね」
ジェンダー平等に一番関心を持ち、自身も男尊女卑の考えが刷り込まれていると感じることがあると言います。「世界的に見たら時代遅れだなと思います。もっといろんな意見をキャッチしていかなきゃいけない」と話します。「共産党さんのいう政策は実現してほしい。それって政権交代してほしいってことですよね」と笑いました。
演説後に民青同盟のメンバーに、「シールアンケートやりたいんですが」と声をかけてきた男性がいました。最低賃金。非正規雇用の問題にシールを貼りました。「自公政権では変わらないので、選挙の選択肢に共産党を考えたい」と話していました。
「将来に不安を感じている」という大学3年生の男性(20)=同板橋区=も「共産党には正社員と非正規労働者の格差を是正し、若者が希望を持てる社会を実現してほしい」。
演説に耳を傾けた大学4年の男性(23)=同文京区=は「志位和夫委員長の演説で政権交代の現実性が伝わった。財界・大企業を優遇する政治を転換するときだと思う。大学の学費半額や入学金の廃止など、お金の心配なく学べる社会の実現に期待したい」と語りました。
演説開始前から聴衆の輪の中にいた同江東区の女性(86)は「立憲民主党、共産党、社民党、れいわ新選組が共通政策で一致できたことは良かった。共産党が協力する新しい政権で原発ゼロを実現してほしい」と期待を寄せました。
「自公政権が終わるのを今か今かと待っている」。 Twitter で演説を知ったという男性(31)は、政権交代を待ち望んでいます。共産党の「閣外協力」には正直物足りなさを感じているといますが、もっと共闘を強くして、本気を見せれば政権交代はもう目の前です」と期待を込めます。「ブレずに惑わされずにしっかり国民の方を向いた政治にしてほしい」
(「しんぶん赤旗」2021年10月3日付より)