小池書記局長が訴え
「新しい船を出そう!市民と野党のキックオフ@東京」が15日、国会内で開かれ、都内各地の市民連合関係者と総選挙予定候補者らが一堂に集まり、政権交代を実現する決意を口々に語り、熱気に包まれました。
日本共産党、立憲民主党、社民党、れいわ新選組、新社会党、緑の党、生活者ネットワークから代表が参加。
日本共産党の小池晃書記局長は、甘利明自民党幹事長の「自由と民主主義の政権か、共産主義が入ってくる政権かの政権選択」との発言について、「野党共通政策のどこに共産主義と書いてあるのか。大変なねじ曲げだ」と批判。民主主義を踏みにじる自公政権か、民主主義を実現する野党連合政権かの「政権選択」だと強調しました。
小池氏が新たに東京8区で共産党の上保まさたけ氏が立候補を取り下げ、立民の吉田晴美予定候補の勝利をめざすと発表すると、上保氏と吉田氏が固い握手を交わし、大きな拍手に包まれました。小池氏は「一本化した選挙区では力を合わせて自公を打ち破ろう。新しい政権ができれば全く違う日本になる。新しい船を出す時が来た。政権交代をはじめよう」と呼びかけました。
立民の長妻昭副代表は「自民党が市民と野党の共闘をいろんな言い方で批判してくるが負けてはいけない。結束をさらに強めよう」と発言。市民連合の福山真劫さんが「289の小選挙区のうち230近くで統一予定候補となっている。体制ができた。全力でたたかう」と力を込めました。
各予定候補が決意表明し、東京4区で共産党の谷川智行予定候補が統一予定候補になり、15区に回った立民の井戸まさえ予定候補が言葉を詰まらせながら、「谷川さん、(15区で立候補を取りやめた共産党の)小堤さんの言葉に勇気づけられた。精いっぱい頑張る」と語ると、共感と激励の拍手が広がりました。
共産党の全予定候補も決意表明。笠井亮比例予定候補は「力を合わせ新しい歴史をつくろう」と呼びかけました。
(「しんぶん赤旗」2021年10月16日付より)