総選挙(31日投票)の公示前に、自民党東京都連の役員らが都内の建設業界団体などに対し、自民・公明候補への業界ぐるみ支援を依頼していたことがわかりました。
ある建設業界団体の役員は本紙(「しんぶん赤旗」)の取材に、と何の自民党24候補(小選挙区23人と比例の高木啓前議員)と公明党1候補(東京12区の岡本三成氏)に推薦状を出したと説明。「自民党都連の幹事長らが事務所を訪ねて来て、自民党と公明党候補をよろしくと言って、持参した推薦状を置いていった。毎回のことなので、公示日直前に推薦状を送付した」と語りました。
カジノ汚職で逮捕された秋元司元衆院議員(自民党を離党)が立候補を断念した東京15区の自民推薦2候補には、推薦状を出していないといいます。
自公は7月の東京都議選でも、約300団体が加入し〝自民党の集票マシン〟と呼ばれる東京都各種団体協議会の会員に、企業・団体ぐるみ選挙を依頼し批判があがっていました。
(「しんぶん赤旗」2021年10月23日付より)