未来を変える市民と野党街宣 / 志位委員長・立民 枝野代表訴え

多様性の統一で新しい政権を

市民グループによる「UNITE FOR OUR FUTURE 未来を変えるための市民と野党街宣」が23日夜、東京・新宿駅東南口で開かれ、日本共産党の志位和夫委員長と立憲民主党の枝野幸男代表が、自民党政治を変えようと訴えました。(→こちらから動画がご覧になれます)


(写真)市民と野党の街宣で訴える志位和夫委員長=23日、東京・新宿駅東南口(写真提供「しんぶん赤旗」)

志位氏は「みなさんの大きな力がはたらいて、野党がそろってたたかう態勢がつくられました」と述べ、共通政策、政権協力、選挙協力の三つがそろい、本気の共闘態勢で総選挙に臨めるのは市民の力のおかげだと強調しました。

志位氏は、4野党党首と市民連合が合意した20項目の共通政策は、安保法制の違憲部分の廃止、従来の医療費削減政策の転換、選択的夫婦別姓はじめジェンダー平等、原発のない脱炭素社会など豊かな政策だと紹介。日本共産党と立憲民主党が党首間で合意した政権協力は「共通政策を実現するための立派な合意です」と力説し、選挙協力で289の小選挙区の7割で野党が一本化できたのは、「みなさんが6年前から『野党は共闘』と声をあげ続けてくれたおかげです」と語りました。

志位氏は「野党はそれぞれ異なるところもありますが、互いによく理解し合い、リスペクトして、一致点で協力することが一番強い。それが多様性の統一です。多様性の統一で新しい政権をつくろう」と呼びかけ、「あなたの1票で政治は変えられる。政権交代を始めよう」と力強く訴えました。

枝野氏は「党派を超えて、いまの政治をまっとうにしないといけない。いざというときに支えになる政府を取り戻さないといけない。その政治を変える力を持っているのはあなたです。一緒に政治を変えましょう」と訴えました。社民党の福島瑞穂党首のメッセージが代読され、れいわ新選組の渡辺てる子氏があいさつしました。

夫婦で育児休暇をと呼びかける「ペア休」発起人の境野今日子さんは、夫が育休を取得しようとしたら会社から拒否されるなど、この社会にはいくつものジェンダー不平等があると訴え。「みんなでこの景色を変えませんか。そのためには、おじさんばかりの国会に多様性が必要です」

反貧困ネットワーク事務局長の瀬戸大作さんは「今日も10円しかないとSОSでの電話がよせられた。生存権を守るためには、与野党逆転が必要です」と訴えました。

国際環境NGO「350.org Japan」のメンバー・荒尾日南子さんは、若者をはじめ気候危機に関心がある人たちは選挙への関心も強いと述べ、「なぜなら、この問題を解決できる大きなチャンスだからです」と語りました。

大学で非常勤講師をしている塩田潤さんは学費についてスピーチ。「私も奨学金という借金があります。これは社会の問題です」と訴え。長年、こうした政治をつくってきた自民党では解決できないと強調し、「だから政権交代が必要です。みんなで政治を変えよう」と呼びかけました。

(「しんぶん赤旗」2021年10月24日付より)

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