木下都議辞職/都議団和泉幹事長が談話

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無免許運転繰り返し在宅起訴

車の無免許運転をくり返し、道交法違反で在宅起訴された木下富美子東京都議は22日、都庁で記者会見を開き、辞職する考えを示しました。木下氏は「多くの方々から厳しい意見をいただいた。交通法規に対する順法精神が弛緩(しかん)していた」と謝罪しました。議長に辞表を提出、許可されました。

木下氏は7月の都議選期間中、無免許運転中に事故を起こし、都議会はこれまで2度、全会一致で木下氏に対する辞職勧告を決議しました。木下氏は今月9日に登庁し、議長に辞職しない意向を表明。18日、議会運営委員会での質疑に呼び出されましたが、体調悪化を理由に欠席しました。木下氏は2017年に板橋区選挙区で初当選。事故の2日後に再選を果たしましたが、無免許運転の発覚後、所属していた「都民ファーストの会」を除名されました。

(「しんぶん赤旗」2021年11月23日付より)

 


木下ふみこ議員の辞職にあたって(談話)

2021年11月22日
日本共産党東京都議会議員団
幹事長 和泉なおみ

本日、木下ふみこ議員が記者会見を行い、辞職することを表明しました。運転免許停止中に無免許の状態で運転を繰り返したうえ、選挙期間中に事故を起こしたことを明らかにしないまま当選したことは、議員としての資質・資格・自覚と責任に欠けるものでした。
わが党は7月8日にいち早く議員辞職を求める談話を発表しましたが、4か月以上が経過し、度重なる無免許運転により在宅起訴されてようやく辞職を表明したことは遅きに失したといわざるを得ません。
東京都議会は2度にわたって辞職勧告決議を上げ、議長・副議長による召喚や、議会運営委員会での招致質疑など、議会として辞職を求めるあらゆる手立てを講じてきました。
まさに、都議会と世論が木下議員を辞職に追い込んだものです。

選挙によって選ばれるということの重みが、あらためて問われた、今回の問題を通じ、日本共産党都議団は、都民に寄り添い、その信頼にこたえ、願い実現のために、いっそう結束して力を尽くすことを表明するものです。

以 上

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