病院独法化許さない 都民運動の大波を
東京都が都民の批判を無視して準備を進めている都立・公社病院の独立行政法人化を中止させようと27日、「都立病院の充実を求める連絡会」は豊島区で学習決起集会を開きました。
主催者あいさつで同連絡会の氏家祥夫代表委員は「都立病院廃止条例や独法の中期目標、関連予算案が提出される来年2~3月の都議会に向け、独法化中止請願署名や宣伝など都民の大きな運動をつくろう」と訴えました。
佐々木弾・東京大学教授が「独立行政法人化された東京大学の実態」と題して講演しました。
各地の「都立病院を守る会」の代表らが発言し、「都立松沢病院を充実させる会」の代表は世田谷区議会に陳情署名を提出し、各会派の区議に要請していると報告。「多摩メディカルキャンパスを良くする会」の代表は、返信用はがき付きの独法化中止署名を配布し、1000人以上の返信が寄せられたことを紹介しました。
同連絡会の高橋美明事務局長が▽独法化中止を求める請願署名▽都議会厚生委員会で請願審査が行われる12月10日の都庁前行動▽18日の新宿駅西口宣伝行動ーなどを提起しました。
(「しんぶん赤旗」2021年11月27日付より)