日本共産党の山添拓、吉良よし子両参院議員は4日、東京都千代田区の有楽町駅前でトークセッションを行いました。両氏はジェンダー問題を語るとともに、街頭で寄せられた質問に答えました。
「賃金格差からみるジェンダー問題」について、吉良氏は、男女の経済格差が女性の社会進出を阻み、さまざまな問題を生みだしていると指摘。「男女の賃金格差の解消は待ったなしだ」と強調しました。
山添氏は「女性の労働者が多いケア労働の賃金基準は国が決める。コロナ禍で困窮する女性が増えた。政治が放置してきた結果だ。経済的な土台をつくる上でジェンダー平等を実現することは大事だ」と強調。吉良氏は「社会構造でつくられてきた賃金格差は政治の力でただすことができる」と語りました。
「女性への性暴力・痴漢対策」について山添氏は「女性の性暴力は軽んじられてきたが、被害の実態は深刻だ」と強調。吉良氏は共産党が行った調査で、未成年で被害にあった女性が多いことや被害者が声を上げられない実態を告発し、「被害者を救済し、被害を生まない対策がすぐに必要だ」と訴えました。
山添氏は「傷害や強盗と違い、現行法では性暴力は同意がないというだけでは犯罪にならない。女性の意思を極めて軽んじるものだ」と強調し、性暴力を防ぐための共産党の政策を紹介しました。
街頭からの、都内で生活するのにどのくらいの収入が必要かとの質問に、吉良氏は「調査では時給1500円以上が必要。地方でも差はないので全国一律で最低時給1500円以上を実現したい」と答えました。
通りがかった大学生の男性は「同じ仕事をしているのに賃金に差が出るのはおかしい」、別の男性会社員(28)は「痴漢問題で共産党がアピールするのはいいことだ」と話しました。
(「しんぶん赤旗」2021年12月5日付より)
トークセッションへのご参加ありがとうございました!
メインは男女の賃金格差と性暴力。
質問コーナーでは「東京で暮らすにはどのぐらいの賃金が必要か」「好きな駅弁、好きな車窓風景は」「エコーチェンバーにならないように広げるにはどうすればよいか」なども。
試行錯誤しつつ次回も挑戦します。 https://t.co/G8Yw1c9R2u— 山添 拓 (@pioneertaku84) December 4, 2021