東京都日野市の公園にごみ収集車の搬入用道路を設置するために公金を支出したのは違法だとして、住民が大坪冬彦市長に損害賠償を請求するよう市に求めた裁判の控訴審で、東京高裁が一審に続いて住民勝訴の判決(15日)を言い渡したことを受け、17日朝、裁判をたたかってきた住民ら50人が市役所前でアピール行動に取り組みました。
「ごみ搬入路裁判に勝利し、行政の不正を正す市民の会」の中谷好幸事務局長が判決内容を説明。「違法性と過失が明確になった大坪市長、違法が指摘された計画にすべて賛成してきた市議会与党の責任が問われている」と指摘しました。
日本共産党のちかざわ美樹市議、無所属の有賀誠一前市議らが発言しました。
参加者は、「市は判決をしっかり受け入れろ」「日野市は住民の声を聞け」とコールしました。日本共産党の清水とし子都議、中野あきと・わたなべ三枝の各市議も参加しました。
また、原告弁護団は15日、判決は「違法性及び損害を認定しており評価できる」という声明を発表しています。
(「しんぶん赤旗」2021年12月18日付より)