地元住民らと国交省交渉
羽田新ルート問題で24日、日本共産党の山添拓参院議員は、藤田りょうこ都議、共産党大田区議団や地元住民とともに、国土交通省に対し355人分の署名を手渡し、新ルートの中止・撤回を求めて意見交換しました。
山添氏は、飛行機の部品が欠落している事例がいくつあったか質問。国交省担当者は、2020年度に羽田空港を含む7空港で10グラム以下のものも含めて1005個、今年6~7月では294個だと回答。山添氏は羽田空港でのデータを出すよう求めました。
杉山公一区議は「落下物を減らすことはできてもなくすことはできない。海側に出て海側から入る今までのルートが一番安全だ」と強調しました。
また、欧州が騒音基準値を2018年に引き下げたことを紹介し、日本でも導入するよう求めました。国担当者は「ワールドワイドの基準になっていない。議論を注視している」と回答。杉山氏は「騒音に悩まされている人がいる。注視ではなく取り組んでほしい」と求めました。
(「しんぶん赤旗」2021年12月28日付より)