JR拝島駅(東京都昭島市)で試行的に設置されていた昇降式ホーム柵が撤去されたことについて、日本共産党の山添拓参院議員と全都視覚障害者後援会の人たちは12日、国土交通省から説明を聞きました。荒井啓行昭島市議が同席しました。
同駅ではホームドアと比較してコスト減が見込まれるなどとして3本のバーが上下する昇降式ホーム柵が2015年に八高線上りホームに試行的に設置されました。たびたび不具合がおき、昨年10月に撤去されました。
視覚障害者後援会の人たちは、ホーム柵がなくなったことを視覚障碍者は認識できずホームから転落の危険があると指摘し、案内放送を繰り返すなどの対策を要求。山添氏はホームドアの整備計画を明らかにするよう求めました。
山添氏らはJR東日本の10都県59駅で音響式案内装置が不適切に設置され、線路と直角方向に音響が流れていた問題についてもただしました。国交省の担当者は今年度中に是正される計画で、他の鉄道事業者にも状況を確認するよう求めていると述べました。
また東京オリンピック選手村で昨年8月におきた自動運転中のバスが視覚障害のある柔道選手と接触した事故についても警察庁から説明を聞きました。
(「しんぶん赤旗」2022年1月15日付より)