知的冒険ワクワクいっぱい 社会部 科学班
「赤旗」の紙面は国内外の重要ニュース、党活動や国民運動だけでなく、科学、文化、芸能、くらし、スポーツ、読者の交流など多彩な魅力があります。「特別期間」前進にむけ、担当部が連載で案内します。
気候危機や自然災害、新型コロナウイルスなど社会生活に直接かかわる研究から、宇宙や物質、生命の根源を問う研究まで、多彩なテーマの研究が世界中の大学や研究機関で進められています。
研究の規模もさまざまです。宇宙探査やスーパーコンピューター、加速器実験などの巨大プロジェクトがあれば、若手研究者が顕微鏡画像をひたすら観察するミジンコの“死んだふり”研究も。
定説を覆す大発見、思わずクスッと笑ってしまう研究報告など、不思議に満ちたこの世界を解き明かす知的冒険のワクワク・ドキドキを読者に伝えたい。研究の「結果」だけではなく、研究の着想、予想外の展開になった驚きや苦労などの「過程」にも注目して、論文には書かれない隠れたドラマを独自取材で掘り起こす努力もしています。
日々の科学ニュースに加え、企画「科学リポート」「気になるサイエンス」で背景を深掘り。科学のページの企画「自然の不思議」「暮らしのはて?なぜ?」「新くふう新技術」では、ジョロウグモの求愛行動を追ったり、ぬか漬けたくあんのおいしさの秘密に迫ったり、カニの殻から電子機器材料を開発したり―といったユニークな研究も紹介してきました。
自民・公明政権のもとで加速する「軍学共同」に警鐘を鳴らし、研究者の自由な発想にもとづく知の探究を応援します。
(中村秀生)
(「しんぶん赤旗」2022年1月15日付より)