コロナ優先・改憲ノー
通常国会が開会した17日、総がかり行動実行委員会などは衆院第2議員会館前で開会日行動に取り組みました。参加者は、責任あるコロナ対応をとらない一方、改憲策動をはじめ海外で戦争ができる国づくりを狙う岸田政権と正面からたたかっていこうと訴え。「国会内外で市民と野党が力をあわせて、改憲の動きを阻止していこう」と決意を固めあいました。
主催者を代表して、戦争をさせない1000人委員会の勝島一博さんがあいさつ。オミクロン株の感染が急速に広がるもとで、「国会では、コロナ対策を最優先にするべきです」と指摘。自民党や維新の会などが改憲の動きを強めているが、「改憲に反対する市民と野党の頑張りで、これまで改憲を阻止してきました。ここに自信を持って、今国会での取り組みを強めていこう」と呼びかけました。
日本共産党、立憲民主党、社民党、参院会派「沖縄の風」の代表があいさつ。共産党からは参院の国会議員団が参加し、代表して田村智子副委員長がスピーチしました。
田村氏は、くらしの問題や改憲など、あらゆる課題で根本的な政治の転換を求めて岸田政権と国会で論戦しながら、夏に行われる参院選で必ず勝利したいと訴え。「改憲の動きを絶対に許すわけにはいきません。みなさんとご一緒に頑張ります」と話しました。
川崎市に住む男性(82)は、憲法審査会の開催が狙われているなど「憲法の危機だと感じて駆けつけました」と語ります。コロナ禍のもとで、多くの国民は生活が大変な状況だと述べ、「改憲よりも格差と貧困をなくす政治をしてほしい」と話しました。
主催は、総がかり行動実行委員会、9条改憲NO!全国市民アクション、共謀罪NO!実行委員会です。
(「しんぶん赤旗」2022年1月18日付より)