「諦めない」読者の思いつなぐ
「読者の広場」は投稿を通じた心通う交流が広がり、「赤旗」の魅力の一つとなっています。
総選挙のがっかり感を受け、正直、投稿はどうなるのだろうかと心配でした。ところが選挙直後の11月3日付「野党共闘の力さらに強めて」(長野県の井川恵右さん)を皮切りに、くやしさとともに、「諦めない」「今後につながる財産があった」と反転攻勢へ決意や行動の投稿が続いています。
98歳・畑田重夫さん「わが憲法人生 今燃えたぎる」。改憲の危険に、「たたかいぬく決意を固め直している」との力強い訴えに、私たちも胸を打たれました。
真珠湾攻撃80年、「大戦果信じた開戦の寒い朝」(山梨県の深沢平助さん)の投稿に、東京の井上啓さんが「私も大戦果を信じた軍国少年でした」と。戦争に協力し戦後教職を辞した父と同じ道を選んだ井上さん。「私を支えたのは『教え子を再び戦場に送るな』」だと語りました。さらに井上さんの教え子からも投稿。平和の思いが投稿を通じてつながりました。
ジェンダー問題も、現役世代のモヤモヤ感や産休や介護休暇を獲得したベテラン世代の経験もリアルで、注目しました。
「若いこだま」は38年続くコーナー。他に、「ふれだいこ」、絵手紙やイラスト、まんが、写真、「わが家のペット」なども。みなさんの投稿で、さらに魅力と交流を広げたい。
(長谷部秀昭)
(「しんぶん赤旗」2022年1月23日付より)