鋭い追及と抜本的提案
「鋭い追及の政治対決」と「抜本的な改革提案」の二刀流。“タムトモ”の愛称で親しまれる参院きっての論客です。
政権に切り込む論戦力は与野党を超えて一目置かれます。安倍晋三元首相の「桜を見る会」疑惑の「火付け役」としても注目を浴びました。
政策委員長に就任して2年。他の野党とも協議を重ね、コロナから国民の命と暮らしを守るための支援策を幾度となく政府に要請してきました。国会質問では、コロナ危機の前から国立感染症研究所の重要性を指摘し、定員削減による機能弱体化の危険性を追及。その後、コロナ感染が広がる中で、「田村さんの質問がまさに今を言い当てている」「この時、政権が耳を傾けて対応していたなら…」と話題を呼びました。
“暮らしのにおいがする政策”をモットーに、初当選の時から対話を重視してきました。16日には新宿駅前で、若者や市民の疑問・相談に答える対話演説会「Meet―up 共産党」に参加。最低賃金の問題や改憲阻止など幅広いテーマの質問に耳を傾けました。「現場の実態や要求が新たな政策提言につながる」と確信しています。
2021年3月の予算委員会では、規制緩和政策によって女性の多い職種がまるごと非正規雇用化されてきたことや、「ケア労働」の低賃金問題、家族的責任も家計も1人で担うシングルマザーの深刻な実態などを示し、コロナ危機のもとでの女性の苦しみは、ジェンダー不平等の構造的な問題と深く関わっていると追及。大きな反響を呼びました。
シングルマザー支援に取り組む「シンママ大阪応援団」のメンバーは「田村さんは、女性が“社会で生きている”ということを国会の場で訴えてくれた。その姿から私たちもパワーをもらっています」と思いを寄せます。
党創立100周年の歴史的な年に臨む参院選。「『国民が主人公』を掲げ、たたかいを続けてきた共産党の不屈性と先見性を今こそ発揮するときです」と意欲を燃やします。
長野県生まれ。参院議員2期。党副委員長、政策委員長。
(「しんぶん赤旗」2022年1月28日付より)