米軍外出制限 解除とんでもない / 山添議員ら国から聞き取り

外務省の担当者から聞き取りを行う山添氏(正面中央)ら=7日、参院議員会館

日本共産党の山添拓参院議員は7日、米軍横田基地(東京都福生市など)をはじめ、在日米軍が新型コロナウイルス感染拡大に伴う米軍関係者の外出制限措置を1月末で終了した問題について、外務省・防衛省から聞き取りを行いました。市毛雅大・福生市議、「横田基地の撤去を求める西多摩の会」の高橋美枝子代表も参加しました。

外務省日米地位協定室の担当者は外出制限措置を終了した理由について「コロナ感染状況を継続的に監視した結果。日米合同委員会に検疫・保健分科委員会を設置し、課題を議論していく」と説明。

しかし、山添氏らが「外出制限の解除は米側から提起したのか。解除を判断した客観的根拠は何か。解除の協議に保健当局も参加したのか」とただしたのに対し、外務省の担当者は同じ説明を繰り返すだけでした。

高橋氏は「横田基地でも感染が高止まりしている。外出制限を解除したのはとんでもない」と批判しました。

山添氏らは、米側が「検査なし入国」を昨年9月に始めた時点で日本政府に通知していたと説明している問題についても追及。外務省が「通知は昨年12月。米側の認識は誤り」と説明していることの客観的証拠を示すよう求めましたが、担当者は答えられませんでした。

(「しんぶん赤旗」2022年2月9日付より)

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