日本共産党の山添拓参院議員・東京選挙区候補は12日、東京都足立区、墨田区の2カ所で、党都委員会の街頭ビジョンを使って国会質問を紹介しながら、街頭トークを行いました。
山添氏は、岸田文雄首相が「敵基地攻撃能力」保有の検討を表明したことについて「相手をせん滅する打撃力」が抑止力だという趣旨の安倍晋三元首相の発言や、敵基地攻撃で防空用レーダー、ミサイルの無力化や制空権の確保が必要になるとした防衛相答弁(昨年12月の参院予算委員会)を紹介。「文字通り海外で戦争するもので、憲法9条や専守防衛の立場では許されない。相手国に軍拡の理由も与える」と批判しました。
山添氏は「話が通じない国とはどうするのか」という疑問に、ASEAN(東南アジア諸国連合)が多国間会議で紛争解決を図っていると指摘。「話が通じる国としか話さないのではなく、話し合いできる関係をつくるのが外交だ」と強調しました。
山添氏は、男女賃金格差の公表を企業に求めるよう検討するとの首相答弁に触れ「ジェンダー平等を求める世論が政治を動かした」と強調。「憲法で示された権利を保障するのが政治の役割。『憲法が希望』を掲げる私を再び国会に送ってほしい」と訴えました。
墨田区でトークを聞いた女性(68)は「国会質問の映像を流して話してくれたのは、分かりやすかった。憲法を学んで、憲法改悪をやめさせたい」と話していました。
(「しんぶん赤旗」2022年2月13日付より)