オミクロン株が猛威をふるう中、学校の休校や学級閉鎖が増えています。
「学校の感染対策は全く見えません」「クラスに複数人養成者が出ても、クラス全員に検査しません」ー。この間、ツイッターを通じて吉良事務所で集めた「子どもの感染対策アンケート」には1300人を超える保護者から不安の声が寄せられました。
アンケートの声を読むと「とにかく学校は密です。机と机の間もありません」と、教室の「密」状態への不安の声も出てきます。同じくツイッターの教職員向けのアンケートでは、7割が学校で行うべき感染対策として「少人数学級が必要」と答えています。
なのに、この現場の声に逆行するかのように、各自治体では学校統廃合計画が進んでいます。13日に市長・市議選が始まった町田市では市内の小学校と中学校の3分の1を廃止する計画です。とんでもない横暴です。区立中学校の統廃合計画が進められている目黒区では、無料塾に通う子どもたちが「私たちの意見を無視して計画を進めるなんておかしい」と声を寄せてくれました。
コロナのいま、必要なのは少人数学級。子どもたちの声を無視した統廃合計画は中止すべきです。
(「しんぶん赤旗」2022年2月19日付より)