小児救急医療 充実へ / 青柳都議「NICU復活を」

一般質問に立つ青柳都議=24日、都議会

日本共産党の青柳有希子東京都議は、24日の都議会一般質問で、都が2010年に三つの都立小児病院を都立小児総合医療センター(府中氏)に統廃合し、八王子市からNICU(新生児集中治療室)がなくなった問題を取り上げ、NICUを復活させ、小児救急医療を充実させるよう都に求めました。
青柳氏は、八王子市としない二つの中核病院がこの間、医療についての協議を始めたことから、都も加わるよう要求。中村倫治福祉保険局長は、2008年に都と同市で取りまとめた競技で「将来的にNICUを整備する際には、市と都が必要な支援を行うことについて検討していくとした」と答えました。
青柳氏は、1歳児が高熱で八王子市内の大学病院へ搬送されたが、小児の専門的な治療ができなかったため、数時間後小児総合医療センターに搬送され、命は助かったものの、重度の障害が残った事例を説明。「小児救急拡充のため、支援を充実すべきだ」と訴えました。
青柳氏はまた、八王子市で建設残土により、里山が壊されている現状を取り上げ、残土規制条例の制定を求めました。小池百合子知事は「東京に残された貴重な自然を保全する」と答えました。

(「しんぶん赤旗」2022年3月1日付より)

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