「身近な要求も実現」田村氏 「当事者の声届ける」山添氏
日本共産党東京都委員会は21日、田村智子副委員長・参院議員と山添拓参院議員によるネット企画「国会と日本共産党を語る」を開きました。
山添氏は、国会で岸田内閣の敵基地攻撃能力の問題を追及したことを紹介。「攻められないためにと軍事力や核兵器で他国を脅すことは、際限のない軍拡と緊張関係を高めるだけだ」と語りました。
田村氏は「排除ではなく話し合いで平和の枠組みをつくるASEANの努力に学ぶのが憲法9条を持つ国の姿だ」と話しました。
日本学術会議の任命拒否問題など「なぜ鋭い追及ができるのか」と問われた田村氏は、「徹底的に資料を政府に出させて読みこみ、理屈に合わないところを見つけて、チームで質問をつくり上げた。学問や思想・信条の自由を侵される痛みは共産党員として、自らの痛みに直結するものだ」と語りました。
「もっとも印象に残った質疑は」と聞かれた田村氏は、東日本大震災の現場を見た経験から「重い実態に何を質問すべきか悩んだ。こんなに苦しい質問はなかった。与野党を巻き込んで支援策をつくるという動きが生まれた」と話しました。
「国会質疑で大切にしていることは何か」との質問に山添氏は「立場が違う議員にも共感され、当事者の声を届けられるよう準備している。質問時間の確保へ、参院選で議員の数を増やすことは切実だ」と語りました。
最後に田村氏は「共産党には芯があるから、あなたの身近な要求も実現できると伝えたい」と訴えました。
(「しんぶん赤旗」2022年3月23日付より)