住民ら危険訴えパレード
2020年3月の羽田空港新ルート運用開始から2年になる中、東京都港区で26日、新ルートの中止・撤回を求めるパレードが行われ、住民や町会関係者らが参加しました。主催は「みなとの空を守る会」。
パレードに先立つ集会で同会の増間碌郎共同代表は「区民の請願を受けた区の意見募集で、区民・在勤者から騒音や落下物、墜落の危険を訴える多くの声が寄せられた。これに応える最善の道は、新ルートをやめ、海から入るルートに戻すことだ」と述べました。
日本共産党の宮本徹衆院議員、白石たみお都議、福島宏子区議、立憲民主党の山野井毅区議があいさつ。宮本氏は「新ルート直下の渋谷区のテニスコートで氷塊が見つかった。国は『飛行機から落ちた可能性は低い』と言うが、付近に氷が落ちてくる場所はなく、住民の心配が現実になりつつある。新ルートは直ちに海上ルートに戻すべきだ。国会でも超党派で追及していく」と語りました。立民の海江田万里衆院議員のメッセージも紹介されました。
参加者は「住まいの上を飛行機飛ばすな」「低空飛行は直ちに中止を」と訴えて行進しました。
(「しんぶん赤旗」2022年3月27日付より)