日本共産党の山添拓参院議員・東京選挙区候補は21日、東京都渋谷区の商店街で地域の党員とともに、円安やロシアのウクライナ侵略による価格高騰の影響を調査しました。
喫茶店を営む男性は「コーヒー豆価格が昨年12月から2割超上がっている。価格を上げるのは苦しいし、コロナ禍で客席を4人席でも半分の2人分に減らしたのが大変だ」と話しました。
居酒屋店員の男性は「油も調味料も肉も全部値上がりした。オーナーの意向で値上げしないでいるが、(価格高騰が)来月も再来月も続くようなら考えないと」と言います。
銭湯を営む女性は「ガス代が3割超上がって、最初に請求書を見た時はガス管が壊れたのかと思った。銭湯は公定価格で上げることができないし、風呂に入れず困る人が出ないようにする必要がある。行政の応援がないと営業は無理だ」と訴えました。
有名人が多く訪れるという中華料理店店主の男性は「カニが手に入らなくなった。40年営業していて、これまでなかった。油の価格も半年前より2割上がった。中華は油を週に一斗缶1本ほど使うので、影響が大きい」と話しました。
山添氏は「燃料を中心に価格高騰の影響がはっきり出ていると感じました。コロナ禍で客足が減り回復しない苦境に追い打ちをかけています。消費税の減税や、インボイス方式の導入中止など多くの分野に波及する対策が必要だと痛感しました」と語りました。
(「しんぶん赤旗」2022年4月22日付より)