比例100万 山添氏必ず / 参院選 挑む 党都県委員長に聞く

「しんぶん赤旗」首都圏版の企画記事「参院選 挑む 党都県委員長に聞く」に東京都委員会の田辺良彦委員長が登場しました。


田辺良彦氏

 日本共産党は東京都で比例代表100万票、得票率15%以上で田村智子副委員長をはじめ比例5議席の確保を目指します。東京選挙区(改選数6)で「正義ある政治を」と訴える現職の山添拓候補の再選を必ず勝ち取ることを目標としています。

各党とも総力

 国会で現場の実態を示して追及する山添氏の論戦には、街頭で「質問が分かりやすく論理的」「インターネットで見た。頑張っているね」という声が寄せられています。

 各党は参院選で、比例での得票増と一体で、東京選挙区での運動を強めています。自民党は現職と、元アイドルの新人を擁立し、現職は区市議と連名のポスターを張り出しています。現職を擁立する公明党はポスターを一気に張り出しました。

 維新は2019年参院選で選挙区の議席を獲得し、昨年衆院選比例では85万票余(得票率13%)を得て、参院選選挙区で大阪市議の新人を擁立しました。国民民主党とファーストの会は都議を擁立し、玉木雄一郎代表、小池百合子知事との連名ポスターを張っています。

 立憲民主党も現職と新人を公認するなど、比例でも選挙区でも各党がしのぎを削り合っている中、衆院選後の中間地方選挙の結果を見れば、現有議席を失いかねない危険もあることを直視しなければならないと思います。

 参院選は、ロシアによるウクライナ侵略で世界が重大な岐路に立つ中、日本の進路も自民・公明・維新・国民民主の翼賛体制による9条改憲や敵基地攻撃能力・「核共有」で戦争への道を進むのか、共産党の前進で憲法を生かした平和外交の道を進むのかが根本から問われます。

 今月行われた清瀬・多摩両市議補選では自民党国会議員が「共産党は国政の話ばかりしている」などと非難しながら、自分たちがどのようにウクライナ問題の解決を図るのか、まともに語れずにいます。

党の姿示して

街頭で手を振る山添拓参院議員=17日、東京都台東区

 共産党が取り組むウクライナ問題の街頭宣伝では、「共産党が頑張ってほしい」という声が寄せられ、都内で1千万円近い募金も寄せられています。「口シアはもともと共産主義」という反共攻撃や、「9条で平和は守れないのでは」という疑問の声も少なからずありますが、9条を生かした外交と国際世論でプーチン政権を追い詰める展望や、反戦平和・覇権主義とたたかってきた党の歴史を伝えると、期待の声が返ってきます。

 また、この間、賃上げを求める山添氏の国会論戦に、現役世代から共感の声が広がっています。ジェンダー平等や気候危機打開で新たにつながった人が、共産党と山添氏への協力を申し出てくれています。こうした方々や、衆院選で対話した人に協力を訴えながら、全都で音の宣伝やリーフ配布で党の姿を示して、党の躍進を勝ち取りたい。

(東京都・川井亮 記者)

(「しんぶん赤旗」2022年4月23日付より)

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