党ポスターに傷 有罪確定 板橋 約40回の犯行認めた男

約40回の犯行認めた男

東京都板橋区で2020~21年にかけて日本共産党のポスターを破ったり傷つけたりしていた犯人が、党の告訴を受け現行犯逮捕され、このほど有罪が確定しました。

同区の中丸町、大山東町、熊野町などで20年7月以降、共産党の山添拓参院議員らのポスターが目の部分に釘のようなもので切り裂かれたりひっかき傷がつけられたりする事件が数十件相次ぎました。

地域の党員の調査で、被害はほぼ毎週の木曜日夜から金曜日朝に集中していたことが明らかになり、党板橋地区委員会は被害届を警視庁板橋署に提出。22年1月には器物損壊罪で告訴しました。

板橋署は住民の協力を得て監視カメラを設置。警察官が張り込みを行い、今年2月、ポスターに傷をつけた男(54)=新宿区=を現行犯逮捕しました。

男は約40回の犯行を認め「昼過ぎから深夜に散歩していた時、鍵でポスターに傷をつけた。『9条を守れ』という共産党の主張が目障りだった」と供述。器物損壊罪で略式起訴され、罰金10万円の略式命令が確定しました。

党板橋地区委員会は男に損害賠償を請求しています。

(「しんぶん赤旗」2022年4月26日付より)

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