日本共産党の山添拓参院議員は25日、東京都調布市で陥没事故を起こし、工事差し止めの仮処分が下っている東京外環道について住民とともに、ネクスコ東日本と国土交通省から聞き取りしました。
里吉ゆみ都議と関係地域の区議らも同席しました。
山添氏は、陥没を起こした地盤の補修工事をするためとして、ネクスコが調布市若葉町の土地・家屋の買い取りを進めていることに対し「住民に4月中に応諾の判断を求めているとの指摘があるが本当か」と質問。ネクスコは「そのような事実はない」と答えつつも、5月時点の個別説明で「少なくとも3か月程度までに教えてほしいとお願いしている」と認めました。
住民は「工事ヤードに必要な面積も、工事規模もしめされていないのに、個別の交渉だけが先行している。全体のスケジュールの説明を」と求めました。ネクスコは「具体的な計画はまだ検討中。説明はする」と答えました。
山添氏は「全体の話を説明していないのに、個別の説明をすすめるのは順番が違う。全体の説明が行われるまでは、地盤補修工事も含めた土地の買い取り・一時移転は中止すべきだ。国交省も指導を」と語りました。
(「しんぶん赤旗」2022年4月27日付より)