都ジェンダー平等委員会
山添拓、吉良よし子両参院議員は、日本共産党東京都議団、党都ジェンダー平等委員会とともにJR東日本本社を訪れ、痴漢加害防止と被害者の救済に関する要望書を手渡し懇談しました。
米倉春奈都議が、党都議団と都ジェンダー平等委員会が共同して進めてきた痴漢被害についての調査によせられた被害実態に基づいて、この間国会でも都議会でも政治の問題として対策をもとめてきたことを紹介し、「JR東日本とも連携して痴漢ゼロの機運を醸成していきたい」と述べました。
要請書では、▽痴漢被害等の状況の調査、▽JRが開発をすすめてきた痴漢防止アプリの導入、▽痴漢の加害防止のためのアナウンス放送や電車内の動画、電光掲示場でのよびかけの強化、▽女性駅係員の増員、巡回警備強化、▽女性専用車両の導入拡大やその意義の周知などを具体的に提案。
JR東日本の痴漢対策担当者らが対応し、アプリは実証実験まで行い、次のステップの実施について検討を進めること、6月1日から痴漢撲滅キャンペーンを実施し、ポスターも加害を見かけたら周囲が気づいて支援をよびかけるメッセージにしたこと、ツイッターやフェイスブックなどでも情報を発信していくことなどの対策について述べました。
参加者からは、「ジェンダー不平等の実態があるもとで女性専用車両を求める声が強い」「二次被害は深刻。声をあげたくてもあげられない状況がある」などうったえ。吉良議員は、「痴漢加害が犯罪であることを周知することが大事。加害を許さない立場で発信してほしい」ともとめました。山添議員は「国も実態調査を始める。政治の課題として積極的にとりくんでいきたい」と表明しました。
申し入れには、山添拓、吉良よし子両参議院議員のほか、池川友一、とや英津子、原純子、福手ゆう子、米倉春奈 の各都議会議員、望月康子党都副委員長・ジェンダー平等委員会事務局長、坂井和歌子山添拓・吉良よし子事務所事務局長の各氏が参加しました。