暮らし・未来守る政治へ 東京・渋谷 ライブハウス 気候活動家らと山添氏トーク

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気候危機をめぐる問題を中心に、暮らしや生活、未来を守る政治をどうやって実現するかを考えるトークイベントが3日、東京都渋谷区にあるライブハウス「LOFT9 Shibuya」で行われました。主催は、東京合同法律事務所です。弁護士の水口瑛葉さんが進行を務め、環境アクティビストのeriさん、気候活動家でモデルの小野りりあんさん、日本共産党の山添拓参院議員が語りあいました。

トークでは、英国で昨年行われた国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)にeriさんと小野さんが参加した時の経験や日本の政治の問題、市民が声をあげることの大切さなどが話されました。

eriさんは、COP26の会場周辺では気候正義を求めて多くの市民が行動していて、「こうした市民の熱量を、日本でも起こしたいと感じました」。同時に、日本の若者が会場で岸田首相に手紙を渡そうと声をかけたが無視されていたと述べ、「若者や市民の声を聞く政治にしたい」と語りました。

小野さんは、政治家との継続的な対話やハンガーストライキなど、世界各地でさまざまな活動をする人たちを目にするなかで、「自分のことだけではなく、子や孫の未来のために、今を生きる人として何もしないままではいられないというメッセージは多くの人に伝わるのではないか」と話しました。

山添さんは、若い世代など多くの人が気候正義を求めて行動しているが、「その危機感が今の政治には共有されていない」と指摘。気候危機に限らず、「市民の声を聞こうとしない政治を根本から変えるため、これからも頑張ります」と話しました。

閉会あいさつをした弁護士の油原麻帆さんは、気候危機をはじめ、暮らしを守るためには一人ひとりが声をあげることはもちろん、政治を変えることが重要になると述べ、「もうすぐ参院選があります。私たちの声を国会に届けてくれる人を選びましょう」と語りました。

(「しんぶん赤旗」2022年6月5日付より)

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