7/7は東京都知事選、都議会議員補欠選挙の投票日です

楽しんで政治変えよう 参院選へ街角宣伝やトーク 山添拓予定候補

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 参院選の予想される公示(22日)を目前に控え、日本共産党の東京選挙区予定候補、山添拓さんが全都を駆けめぐるなかで、若い世代、現役世代に応援の輪を広げています。東京選挙区は30歳~50歳代の有力候補、著名人候補がひしめき、現役世代、無党派層の奪い合いの様相です。山添さんは「みんなで社会を変えるのは、楽しいこと。国民の声を国政につなぐ日本共産党の議席を増やしてほしい」と、自身と比例5候補の勝利を訴えています。

若い世代に支持広げ
 日本共産党を応援する現役世代の人たちでつくる、江戸川区と葛飾区の「まんなか世代後援会」が4日、山添さんも参加して、葛飾区の新小岩駅前で合同の街角トークに取り組みました。「知っトク!なっトク!山添拓」と題して、DJ(ディスクジョッキー)が音楽を流しながらトーク。総合司会を原純子都議、第一部の司会を片岡ちとせ葛飾区議、第二部の司会を牧野けんじ江戸川区議が務めました。
 第一部は、シール投票などで寄せられた声に山添さんが答えました。「好きなデザートは」の質問に、山添さんは「何でも好きだけどアイスクリーム」と回答。そこから牛乳などの価格も値上がりしていると、物価高騰が話題になりました。

 山添さんは「アベノミクスの異次元の金融緩和が円安を招き、輸入品の価格が上がって物価高を加速させています。経済政策を転換させなくてはいけない」と強調。「日々の生活が大変な人たちに、最も有効な対策は、世界80カ国でもやっている消費税の減税です。政治が決断するときだ」と訴えました。
 「憲法が変わったら、私たちの生活にどんな影響がありますか」との質問には、「自民党は憲法9条に自衛隊を書き込むとしています。それは、海外に出かけてアメリカのために戦争をする自衛隊で、そのために5兆円もの軍事費の上積みが必要だとしている。消費税を2~3%分、増税するだけの金額で、暮らしのための予算がますます圧迫されることになる」と答えました。
 第二部では、山添さんの質問動画を流しながら、トークしました。
 最低賃金の1500円へのアップを求めた質問について、山添さんが「賃金が上がると、年金も上がって、消費に回り、税収も増える。全体の底上げにつながり、本当の経済の好循環になる」と話すと、聞く人から大きな拍手がわきました。
 「最低賃金1500円」というプラカードを見て「1500円はうれしいね」と話しながら歩く高校生の姿もありました。
 市川市から来た、江戸川区のまんなか世代後援会メンバーの女性は宣伝後、「山添さんの話は短くて分かりやすいし、エビデンス(証拠)を示していて納得できる」と絶賛。「私もパートで働いています。男女の賃金格差の問題をきちんと言ってくれたり、地に足のついた山添さんのような議員が絶対に必要。知名度をもっともっとあげるよう、選挙を盛り上げたい」と意気込んでいました。

市民の熱量を生み出したい

 参院選では、気候危機対策を求める若者グループ「FFF(未来のための金曜日)JAPAN」が、7月3日に「気候危機も選挙の争点に」をテーマにしたアクションデーを企画するなど、気候対策も重要なテーマになります。
 東京合同法律事務所主催で3日、気候活動家でモデルの小野りりあんさん、環境アクティビストのeriさん、山添さんによる「気候変動と私たちの暮らし×政治」のトーク企画が開かれました。
 気候危機への問題意識をどう広げていくかについて、小野さんは世界の運動を見てきた経験から、「アクションをしている人たちの熱量や情熱が、科学的な数字以上に多くの人たちにインパクトを与える。取り組んでいる人たちがこんなにいるんだと、危機感にもつながる」と話しました。
 eriさんは昨年11月に国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP26)に参加した際、「老若男女さまざまな市民が気候危機について、熱く議論していた。その熱量を日本でも生み出せたら」と提起。参院選が目前に迫ることについて、「さまざまなテーマを〇×形式で政党に回答してもらう『チェックリスト』や、投票を呼び掛ける宣伝など、市民のさまざまなプロジェクトが進んでいます。山添さんには国会にいてもらわないと困るので、全力で応援します」と語りました。
 山添さんは「選挙はお祭りのようなものなので、楽しく盛り上げていきたい。世の中を変えるのは、夢や希望のある楽しいことです。この議席を必ず守り、政治を動かす共産党の議席を増やしたい」と訴えました。

神宮外苑再開発「白紙で再検討を」 署名8万人分を都に提出

 樹齢100年を含む約1000本の樹木が伐採される神宮外苑地区(新宿区、渋谷区、港区)の再開発計画問題で、計画見直しを求めるネット署名(Change.org)を呼びかける経営コンサルタント会社社長のロッシェル・カップさん(中央区在住)は2日、累計8万1422人分の署名と要望書を小池百合子知事宛てに提出しました。2月から呼びかけたもので、3月に5万人分を提出しており、その後も賛同者が広がっています。
 カップ氏は記者会見で、小池知事が三井不動産など事業を担う4者に対し、都民の共感と参画を得るよう要請したことについて「呼びかけるタイミングは遅すぎた。知事自身が承認し、ここまで固められた計画にどのような参画ができるのか」と指摘。再開発計画が強行されれば「神宮外苑を破壊した都知事」として都民の記憶に残るとして、一旦立ち止まって計画をゼロベースで見直し、「知事の呼びかけで事業者、都市計画や環境問題の専門家、都民を集めてオープンな協議の場を作っていただきたい」と訴えました。
 また、一般市民が利用できる軟式野球場やゴルフ練習場、フットサルコートなど公益性が高いスポーツ施設が廃止されるのは、「誰もが親しめるスポーツクラスター」の目標と矛盾すると批判。それらの代替施設の提案を含めた再考や、改築が計画される神宮球場とラグビー場の改修工事の検討、樹木やイチョウ並木を守るための慎重な調査などを求めました。
 カップ氏は同日、計画事業者の明治神宮、日本スポーツ振興センター、三井不動産、伊藤忠商事にも要望書を提出しました。

一分
 「いまだにこの事実関係を解明したくない、隠したいと考えているようです」―日本共産党の山添拓参院議員が3日の予算委員会質疑後、ツイッター(短文投稿サイト)に公開した動画です。
同委員会で山添氏は、安倍晋三元首相の後援会が2016年から19年に開いた「桜を見る会」前夜祭に、サントリーが大量の酒を無償提供していた問題を取り上げました。動画は、山添氏が用意していた、疑惑の内容を説明するパネルの掲示を、自民党が拒否したことに関するものです。
パネルは、東京地検が開示した刑事確定記録をもとに作成した、無償提供された酒類の一覧表などを紹介するものです。自民党は「数字が事実か確証が持てない」などと言って拒否し続けたといいます。
政治資金規正法は、企業が寄付をできる対象を、政党か政治資金団体に制限しています。サントリーが「安倍晋三後援会」に寄付したことは、違法な企業献金にあたる可能性がある重大問題です。にもかかわらず、岸田文雄首相は「個別の案件で答えは控える」と繰り返すのみでした。
「政治をゆがめる、行政をゆがめる。そして有権者を買収する。こういう事態をやっぱり許してはならない」―山添氏の動画は、7日現在21万回を超える再生となっています。

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