戦争にさせない努力こそ
「どんなことがあっても戦争で解決してはならない」、これが国連憲章のルールです。日本国憲法はさらに進んで「戦力を持たない」と、世界と約束しています。
東南アジアでは、歴史も、言葉も、経済発展も異なる国々が、対話と協力の関係を築いてきました。友好協力条約を結び、紛争を戦争にさせない努力を積み重ねています。いま私たちが学ぶべき道です。
「戦争させない」という覚悟を果たすには、時間も労力も忍耐力もかかり、大変な努力を要します。しかしその努力こそ政治の役割ではないでしょうか。東アジアでも、日本がリーダーとなって知恵と対話を尽くし、平和と協力の関係に変えていく。これが私たちの提案する「憲法9条を生かした平和外交」です。
(「しんぶん赤旗」2022年6月12日付より)