桜を見る会、学術会議、コロナ危機での無為無策の追及と提案、私もこうした論戦の先頭に立ちました。街頭演説で若い人から「国会質問を見ています」「今日は応援したくてビラを配りにきました」と声をかけられることが驚くほど増えました。
こうした論戦はすべて日本共産党国会議員団のチーム力によってつくられたものです。チーム力でジェンダー平等では、男女の賃金格差の問題を連続追及し、ついに男女別賃金の公表を企業に義務付けさせる、あれほど政府が拒み続けた政策が実現することになりました。痴漢ゼロを政治課題にと、これも党都議団と連携して国会議員団ががんばり、内閣府が被害の実態調査をしました。政策の柱に痴漢ゼロを据えると内閣府男女共同参画局が大きくアピールするまでにみなさんと政治を動かしてきました。
もっと共産党国会議員団を大きくして、今度は岸田政権ができない理由ばかりを並べ立てている消費税の減税、暮らしを守る政策の実現へと政治を大きく動かしましょう。
21世紀の今日、国際社会は核兵器禁止条約を実現し、第1回締約国会議がスタートしました。共産党も代表を送りました。ドイツ、オランダ、ベルギーなど核の傘の下にある国々もこの会議にオブザーバー参加しているのに、なぜ戦争被爆国の日本政府がオブザーバー参加さえもできないのか。こんな政治を変えなければなりません。
大軍拡の議論が席巻しています。「軍事費2倍の大軍拡の先に本当に平和はあるのか」「戦争準備ではないのか」―こんな不安をみなさんが抱いていることを、各地の街頭演説で感じます。
憲法9条を生かした平和の外交こそが、みなさんが求める戦争のない日本とアジアの実現だと思います。その希望を諦めさせ、実現不可能だと切り捨てる政治を今こそ変えたいと思います。政治は希望の実現のためにこそある、そのために比例の5人全員を国会へお送りください。
(22日、東京都新宿区)
(「しんぶん赤旗」2022年6月28日付より)