戦争させぬ外交を 田村智子・比例候補
日本共産党の田村智子副委員長・参院比例候補は2日、東京都調布市・杉並区・世田谷区・中野区・豊島区を駆け巡り、「大軍拡ではなく、決して戦争にさせない平和外交こそ日本が進むべき道。共産党を伸ばして、この道を進もう」と訴えました。
田村氏は、自民党などが財源も示さず軍事費2倍化を掲げ、日本が攻撃を受けていなくても相手国の中枢まで攻める「敵基地攻撃能力」を持とうとしていると告発。「日本が軍拡すれば、相手も軍拡をエスカレートし、危険な戦争への道になる」と強調しました。
東南アジア諸国が戦争を繰り返した教訓から、外交に徹する枠組みをつくっていると紹介。「話が通じる国とだけでなく、紛争を抱える国と話し合う関係をどうつくるかが重要だ」と力説しました。
田村氏は、日本共産党が軍拡に反対するだけでなく、領土問題でも事実と道理を示して、相手国に堂々と主張していること、核兵器禁止条約の締約国会議に代表を派遣して外交に取り組んでいることを示しました。
訴えを聞いた杉並区の女性(47)は「戦争は怖い。軍事費を2倍化して平和をつくれるとは思えない。徹底した外交をという田村さんの話は納得できる。周りにも話したい」と語りました。
消費税5%に引き下げこそ 山添拓・東京選挙区候補
「東京選挙区、最後の議席を当落線上で僅差で争っています。私を押し上げてください」。山添拓参院東京選挙区候補は2日、都内各地で力を込めて訴えました。
大田区の蒲田駅前では、広告業界でフリーランスとして働く26歳がスピーチ。「インボイスは私たちの死活問題。中止させるため山添さんに再び国会で働いてほしい」と訴えました。
政府がインボイス導入理由として消費税8%、10%の複数税率としていることについて山添氏が批判。「だったら消費税を一律5%に引き下げれば済むことだ」と訴えると拍手が起こりました。
訴えを聞いた椎木ひとみさん(61)は、「一度落ち込むとはい上がれない社会。弱い人に光をあてる政治のため共産党に期待している」と話しました。
山添氏は、麻生太郎自民党副総裁の「政治に関心を持たなくても生きていけるのは良い国」発言について言及。政治への多数の声を握りつぶしたのが自民党政治で、その反省もなく“関心がないなら投票にも行くな”と言わんばかりだと述べ、「投票に行こう。社会を変えるため日本共産党に1票を」と訴えました。山添氏は品川、世田谷、目黒の各区、多摩市などでも宣伝しました。
(「しんぶん赤旗」2022年7月3日付より)