横田基地はいま(3)共産党国会議員は心強い

福生市議会では横田基地問題でさまざまな市民要求を突きつけるのですが、よくぶつかる“壁”の一つは、「国防は国の専権事項であり、国が責任を持ってその対策に万全を期すべきだ」といって市側が答弁から逃げる場面があることです。

騒音にしろ問題は現場で起こっているのですから、市が取り組むことこそ地方自治の本旨であるし、国がその対策をやらないなら、市が取り組むことで国へのアピールになるではないか。そう思うのですが、なかなかそうはなっていません。

横田基地問題でひしひしと感じるのは、「米軍はできるだけ制約なく自由に活動したいのだな」ということです。「こちらが問題だと取り上げなければ、米軍はしれっとしてやり続けるつもりでしょう」という例がいくつもあります。少しずつ軍情報を絞ったり活動範囲を広げたりなど。押し切られることもあれば、押し返せたこともあります。

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左から山添拓、吉良よし子両参院議員と筆者

そんな中、とても心強いと感じているのは「しんぶん赤旗」と、党国会議員団の存在です。基地に関係するおかしなことを発見したら、必ず「赤旗」が記事にしてくれます。国会議員が質問すれば、防衛省は「国防は国の専権事項」だと逃げられませんから、必ず答弁しなければなりません。それがまた記事になり、私も市議会でその記事と国会答弁を引用し、市に質問できます。これは本当に日本共産党ならではの強みだなと感じています。すべての活動の大本に市民一人ひとりの声や、市民・平和団体の活動があることは、大前提です。

日本共産党の国会議員は市民要求を実現するのに不可欠な存在です。最近の例では2月、コロナ感染第6波が流行しているとき、それまで米軍が行っていた「外出制限」を解除しようとしていることが分かりました。「第6波は米軍基地からも始まっていて、いまだに流行下にあるのに外出制限を解除するのは早すぎる」という地元の声を、山添拓参院議員が受け止め、防衛省への聞きとりの場を設定してくれました。

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地元の平和団体とともに私もそこに参加し、市民の思いを伝えました。山添議員は、防衛省の官僚にバシバシと意見し、私たちの言い足りない部分を補ってくれました。味方としてこんなに心強いことはありません。私は参院選勝利に向けて全力で頑張ります。

(市毛雅大(いちげ・まさひろ) 日本共産党福生市議)

 

 

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