日本共産党の山添拓参院東京選挙区候補は4日夜、「選択的夫婦別姓・全国陳情アクション」の井田奈穂事務局長のツイッター「スペース」にゲスト出演し、ジェンダー平等や憲法、参院選について熱く語りました。
同日、自民党国会議員が多数参加する「神道政治連盟国会議員懇談会」の会合で「同性愛は依存症」などとする冊子が配られた問題で市民の抗議行動が行われました。山添氏は「非科学的で差別と偏見に満ちた内容で、自民党議員の一定数に反映されている。ゆがんだ認識に基づいてジェンダーにかかわる政策を政府が進めるとしたら悲惨な事態になる」と批判しました。
井田氏が選択的夫婦別姓、同性婚の二つの婚姻の自由について「憲法の面からどう考えるか」と質問。山添氏は「家父長制下の家族観から脱却し、両性の合意のみに基づく婚姻ということに憲法の一番の重みがある」と強調。選択的別姓、同性婚について「法律で権利を保障するのが大事」と述べました。
ジェンダーの問題を国会で質問する理由を問われた山添氏。「ジェンダーギャップ指数120位の日本で多くの人が不平等のもとに暮らしている。単に慣習によってではなく、法律によって不平等が固定化され増長されている問題についてはただしていくのが当然」と党綱領の位置付けを含めて説明しました。
井田氏は「法廷ドラマのような面白い質問。ぜひまた国会で聞きたい」とエール。山添氏は暮らし、平和、ジェンダー平等の課題を進める上でも憲法を生かす政治が求められているとのべ、「引き続き国会内外を結んで仕事できるよう頑張りたい」と表明しました。
(「しんぶん赤旗」2022年7月7日付より)