総がかり行動実行委員会などは19日、参院選が終わってから初となる国会前行動を衆院第2議員会館前で取り組みました。600人(主催者発表)の市民が集まり、各野党の代表も参加。自民党などによる改憲や軍拡の動きをストップさせるため、「私たちはさらに力をあわせよう」とアピールしました。
主催者を代表して、菱山南帆子さんがあいさつ。参院選は悔しい結果となり、「市民と野党の共闘が重要だということが明らかになりました」と指摘。その上で、岸田政権は国会の議論すらなく安倍元首相の国葬を決め、さらに改憲も狙っていると語り、「こうしたおかしいことは許さないと、訴え続けよう」と述べました。
さまざまな立場の市民が訴えました。オール沖縄会議の福元勇司事務局長はオンラインで参加し、参院選で伊波洋一さんが勝利したことを報告。「玉城デニー沖縄県知事とともに、名護市辺野古への米軍新基地建設は反対だと言い続けます」
野党から、日本共産党の田村智子副委員長、立憲民主党の吉田晴美衆院議員、社民党の福島瑞穂党首がスピーチしました。
田村氏は、国民に弔意を押し付ける、安倍元首相の国葬は反対だと表明し、「他にも国会で議論すべきことが山積みです。市民のみなさんと対話しながら、改憲阻止、暮らし守れの声を広げましょう」と呼びかけました。
主催は、総がかり行動実行委、9条改憲NO!全国市民アクションです。
(「しんぶん赤旗」2022年7月19日付より)