東京都あきる野市議会は28日、村木英幸市長に対する不信任決議(日本共産党が共同提案)を、反対1人、退席1人、賛成19人の過半数の賛成で可決しました。
村木市長は、民主主義に反する市政運営を批判され、6月16日に市議会で不信任決議(共産党が共同提案)が21人中20人の賛成で可決。市長は23日に市議会を解散しました。
7月24日に市議選が行われ(共産党市議団は3人全員当選)、今市議会で再度不信任決議が可決されたことで、市長は失職します。
共産党の関口えり子市議は賛成討論で、市長が必要な手続きをとらず、条例違反を侵す意思を公言し、独断で事業者を募集するなど民主主義に反する強引な進め方を行ったことが決議の要因だと強調。市長を支えてきた市議団の意見にも耳を貸さず、前回の不信任決議で指摘されてもなお、市長が態度を改めないことから「民主主義のルールに反するやり方は認められない。それを理解できないのは市長として不適格だ」と表明しました。市長の失職に伴い、公職選挙法の規定により、遅くとも9月中旬までに市長選が行われます。
(「しんぶん赤旗」2022年7月29日付より)