統一協会関与するな 深い関係・優遇ただす
日本共産党東京都足立区議団は12日、反社会的集団である統一協会(世界平和統一家庭連合)と区との関係を断つよう、近藤弥生区長宛てに申し入れました。
工藤信副区長は、区が統一協会から「新型コロナウイルス対策」として2020年10月に30万円、昨年4月に47万円の2回、計77万円の寄付を受け取ったこと、区体育協会も今年5月に「周年事業に活用のため」として34万円を受け取っていたことを明らかにしました。今後の対応については調査し「改めて回答する」と答えました。
ぬかが和子党区議団長らは、統一協会が宗教団体ではなく、霊感商法や合同結婚式など数々の社会的問題を引き起こしてきたカルト集団だと強調。▽区が複数回にわたり統一協会からの寄付を受け取っていた▽区社会福祉協議会も自民党区議同席で寄付を受け取っていた―などの事実を示し、決別するよう求めました。
また、税金40億円を投じマンションを建設した千住1丁目再開発で、中心事業者の杉本興業(本社・足立区)の創設者や現社長が統一協会の関連団体の会合であいさつするなど深い関係を持ってきたと指摘。「このことを認識しながら優遇してきたのか」とただしました。
(「しんぶん赤旗」2022年8月13日付より)