統一協会と関係 謝罪せよ

宮本徹議員 加藤厚労相を追及

日本共産党の宮本徹議員は19日の衆院厚生労働委員会で、加藤勝信厚労相と統一協会(世界平和統一家庭連合)との関係について追及しました。

質問する宮本徹議員=19日、衆院厚労委(しんぶん赤旗提供)

宮本氏は「統一協会のどこが問題だと考えているか」と質問。加藤厚労相は、霊感商法や多額の献金、刑事事件、民事訴訟も起きていると指摘されているとして、「そうした団体と関係をもつことに国民から疑念を受けている」と述べました。

宮本氏は「そういう団体だとわかりながら、関係をもってきたのは大変罪深い」と批判。2018年7月に開かれた「孝情文化フェスティバル」で加藤厚労相の祝電が読みあげられたと指摘し、「このとき現職の大臣だ。これが統一協会の被害の継続や拡大につながった可能性があるとの認識はあるか」とただしました。加藤厚労相は「被害の拡大というのは具体的に申し上げにくい」としつつ、「今後、こうした団体との関係はきっちり整理していきたい」と答えました。

宮本氏は「政治家がこういう団体にメッセージをだすことで被害の拡大につながると、対策弁護士連絡会は警告を発し続けてきた」と強調し、「自らの行為が被害の拡大につながったという点は反省し、謝罪すべきだ」と求めました。加藤厚労相は最後まで謝罪に応じませんでした。

(「しんぶん赤旗」2022年8月6日付より)

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