自民党の東京都議が2017年都議選で統一協会のダミー団体から推薦を受けて以降、今年3月まで統一協会系の「世界日報」を都議会の政務活動費(政活費、都議1人当たり月50万円)で購読していたことが、6日までに分かりました。
同党の清水孝治都議(立川市選出)は17年6月の都議選で、統一協会のダミー団体「世界平和連合」から推薦を受け、再選しました。
都議会が公表した17~21年度分の政活費収支報告書によると、清水氏は都議選直後の17年7月から地元で「世界日報」を購読。今年3月までの4年9カ月のうち4年3カ月分の計14万1576円を政活費から支出していました。
都議会自民党も20年3月まで、会派控室で「世界日報」を購読。収支報告書が閲覧可能な17年4月以降で、計9万9936円を政活費から支出していました。
また、公明党の野上純子都議(当時、葛飾区選出)は17年10月と20年11月の2回、統一協会のダミー団体「世界平和女性連合」主催の講演会に出席し、計3000円を政活費から支出。
20年11月には講演内容として、家庭教育について「都政の中で、くまもとの家庭教育支援条例のような責任ある子育てができるように親を支援する条例が必要」と書いた「研修結果報告」を添付していました。
(「しんぶん赤旗」2022年9月7日付より)